1957年から松江市内で眼鏡専門店を営む(有)メガネのモチダ(松江市乃白町)で代表取締役を務める。業界では2000年代から低価格の商品を扱う大型チェーン店が店舗を増やしたことで単価が下がり、市場は縮小。中価格帯以上を取り扱う老舗眼鏡店は苦境に立つ中で、店の改装や仕入れ商品へのこだわり、人材の育成でチェーン店との差別化を図り、地域になくてはならない店舗を目指す。

 近年の眼鏡市場の変化は。

 「平均単価の低下によって、1990年代後半に6千億円だった国内の市場規模は...