戦国時代の1542~43年の「第1次月山富田城の戦い」を紹介する企画展が、安来市広瀬町町帳の市立歴史資料館で開かれている。現在の山口市に拠点を置く有力大名・大内氏が富田城(安来市広瀬町富田)の尼子氏を攻めて敗れ、中国地方の勢力図を塗り替えるきっかけになった戦い。地域の領主の寝返りで戦況が一変する世相も垣間見える。

 三沢氏、三刀屋氏ら島根県内の領主たちも大内氏優位とみてくみしたが、...