日韓友好の願いを込め華やかな舞を披露する「はなこりあ」のメンバー=境港市佐斐神町、米子空港
日韓友好の願いを込め華やかな舞を披露する「はなこりあ」のメンバー=境港市佐斐神町、米子空港

 米子空港(境港市佐斐神町)で21日、多彩な企画で空港に親しむ「空の日イベント」が開かれた。国際定期航路の米子ーソウル便の再開(25日)を控え、ターミナル内にある航空会社・エアソウルのカウンター前では、日韓双方の踊りを取り入れたオリジナル舞踊「よさこいアリラン」が披露され、復活ムードを盛り上げた。

 空の日イベントの開催は6年ぶり。「よさこいアリラン」は、松江市で活動する「はなこりあ」のメンバー6人が和装と韓国の民族衣装チマ・チョゴリに身を包み、舞った。

 鳴子を打ちつつ、薄い布でできた「ハンサン」を着けた腕を振り上げてはためかせ、頭上では大きな扇子「プチェ」を広げ、華やかさと優雅さを表現。「イジェ・モドゥ・ハナダ(みんなで一つになろう)」のかけ声に、友好の架け橋になりたいとの思いを込めた。

 川上美和子代表(49)は「ソウル便の再開で草の根の交流も復活していけたらいい」と話した。

 このほか、チマ・チョゴリの試着体験や、空港の愛称になっている「鬼太郎」にちなみ「げた」を積み上げて高さを競う大会、紙飛行機飛ばし、税関の検査体験、バルーンアートのショーなどでにぎわった。
(吉川真人)