米子城跡から「ダイヤモンド大山」を写真に収める参加者=米子市久米町
米子城跡から「ダイヤモンド大山」を写真に収める参加者=米子市久米町

 中国地方最高峰の大山(1729メートル)の山頂部から朝日が昇るように見える「ダイヤモンド大山」が22日、国史跡・米子城跡(米子市久米町)から見られ、訪れた市民らが幻想的な光景を楽しんだ。

 標高約90メートルの天守台などに、日の出前から約2500人が集結。午前6時45分ごろ、大山の山頂から朝日が差し込むと、デジタルカメラやスマートフォンで写真に収めた。友人と訪れた鳥取県琴浦町高岡の主婦鳥飼京子さん(75)は「暗いうちからわくわくしながら待ってた。神々しくて心が洗われた気分」と笑顔で話した。

 ダイヤモンド大山は、米子城跡からは毎年、2月20日ごろと10月22日ごろ、気象条件が良い場合に見られる。このほかは、米子水鳥公園(10月27日ごろ)▽弓ケ浜展望台(11月23日ごろ)▽皆生温泉(11月28日ごろ~12月1日)などー。(佐貫公哉)