米子空港(境港市佐斐神町)の屋上展望デッキに25日、境港市出身の漫画家、故水木しげるさんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフにしたフォトスポットがお目見えし、注目を集めている。
鳥取県がSNS(交流サイト)などでの拡散を期待し、約500万円かけて整備。屋上展望デッキの床や壁面に鬼太郎などおなじみのキャラクターが描かれ、観光客らを出迎える。
床面には縦6メートル、横12メートルの大きさで、弓ケ浜半島と大山を背景に一反もめんや目玉おやじ、カラスコプターに乗った鬼太郎やねこ娘の絵柄があしらわれている。
壁面には、コマ割りから飛び出たねこ娘とびっくりしているねずみ男、車に乗ったバックベアードに追いかけられる鬼太郎を描いた縦2メートル、横4メートルのパネルが設置されている。デッキの外周を囲う壁にも高さ1メートル、長さ48メートルにわたって多数の妖怪が描かれ、自由に撮影できる。
25日にあったお披露目式後、近郊の住民らが早速スマートフォンなどを手に、記念写真を撮り合っていた。(松本稔史)