岡山-出雲市駅間を結ぶ381系特急やくもの復刻版デザインが期間限定で運行される。JR西日本のリバイバル企画の第3弾で、今回は1997~2011年の「緑やくも色」バージョン。27日、後藤総合車両所(米子市日ノ出町)で報道陣に公開された。11月5日にお目見えし、JR西は2024年春以降に導入される新型やくもに置き換わるまで走らせる。
JR西は、やくもの運転開始50年を迎えた昨年から、歴代の381系デザインを順次復刻。旧国鉄時代のクリーム色の車両、1994~2006年に走った紫色の「スーパーやくも色」に続く試みで、今回で歴代カラー車両が全てそろう。
新たに4両1編成を塗り直した。11月中は他のデザインの車両と組み合わせて運行され、12月以降は「緑やくも色」単独の4両1編成で走らせる。山陰営業部の足立智課長代理は「観光やビジネスをはじめ、多くの皆さんに乗ってほしい」と話した。
28日に後藤総合車両所で一般公開する。運行日は「おでかけネット」などで確認できる。
(古瀬弘治)