老朽化による改修工事で休館中のカラコロ工房(松江市殿町)について、松江市は地元食材を使った料理が楽しめるフードホールを備え、食を通して地域の魅力を体験できる施設に生まれ変わらせようとしている。1階のテラスに入居する飲食店10店舗を募集しており、2024年10月ごろのオープンを目指す。(堀尾珠里)
計画ではテラスを囲むように10店舗を配置。料理を注文し、テラス席でも食べられる趣向だ。出店条件として朝か昼の営業に加え、午後6時~同11時までのディナー営業を行う▽山陰地方の食材をメニューに取り入れる▽フードロス削減などSDGs(持続可能な開発目標)の活動に取り組む-を盛り込んだ。
夜は日本酒などが楽しめる大人の社交場となることを期待し、商工企画課の西田和之課長は「朝から夜まで楽しめて、食を通して松江を体感できる場所を目指している」と話す。
フードホールは...