山陰地方の「地犬(じいぬ)」として知られ、多くのファンを持つ「山陰柴犬」の鑑賞会が4日午後1時から、鳥取県湯梨浜町宇野の宇野地区公民館駐車場である。飼育を検討している人をはじめ誰でも参加でき、柴犬と触れ合える。

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 山陰柴犬は鳥取の因幡犬と島根の石州犬を掛け合わせて生まれた。伝染病の流行など、絶滅の危機を愛好家の地道な活動で乗り越えた。

 鑑賞会は、希少な存在を身近に感じてもらおうと、保存と保護に取り組む「山陰柴犬育成会」が開く。山陰柴犬の歴史や特徴、飼育方法の解説があるほか、...