柴犬のルーツ「石号」の出生地として地域おこしに取り組む益田市美都町の盛り上げに一役買おうと、松江市北陵町のIT企業、アイ・コミュニケーションが、柴犬の動画コンテストを実施している。投票でグランプリを決め、会社の情報発信力を生かして柴犬の魅力を広める。応募は20日まで。
同社社員の宮本莉果さん(27)が来年の自社カレンダーの撮影地として美都町を訪れた際、地元の柴犬愛に触れたのがきっかけ。同社のマスコットキャラクターがくしくもイヌだったこともあり、楽しく情報発信しようとコンテストを発案した。
自宅で飼っている柴犬のかわいらしいしぐさなどを15秒以内の動画に収めてもらい、同社が県内全域の行政、防災情報などを届けるアプリ「知らせますケン2」内から応募する。
投票もアプリ内で24~26日に実施し、グランプリには1万円相当の犬用グッズが贈られる。
宮本さんは「気取らず、日本人の心に刺さる見た目が魅力。石号の認知度アップを手伝いたい」と話す。(曽田元気)