新調された「よすみちゃん」と記念撮影をする大津小学校の児童=出雲市大津町、出雲弥生の森博物館
新調された「よすみちゃん」と記念撮影をする大津小学校の児童=出雲市大津町、出雲弥生の森博物館

 【出雲】出雲市大津町、出雲弥生の森博物館のマスコットキャラクター「よすみちゃん」の着ぐるみが新調され、このほど、お披露目式があった。大津小学校児童ら約130人を前に「よすみちゃん」が色鮮やかな緑色の手を振って登場すると「かわいい」と歓声が上がった。

 「よすみちゃん」は西谷墳墓群の勾玉(まがたま)と四隅突出型墳丘墓の形を組み合わせた姿で、2010年度に着ぐるみが完成した。

 愛らしい姿が「癒やしを感じる」「かわいい」と人気になった。全国の博物館や美術館の情報を集めたサイト「インターネットミュージアム」の人気投票で、21道県37施設のキャラクターの中で1位になった。

 着ぐるみの汚れや劣化が激しくなり、新調を計画。クラウドファンディングで全国各地から150件、161万円が集まった。経費は94万500円で、残りはグッズの作成と、同館や西谷墳墓群史跡公園の管理に活用する。

 よすみちゃんは市内外のイベントに参加する予定。花谷浩館長は「皆さんから愛されるよう積極的に出雲市や博物館のPRをしていきたい」と話した。(佐野翔一)