大元神楽を伝承している神楽団ら8団体による「日貫大元神楽フェスティバル」が19日、島根県邑南町日貫の日貫公民館で4年ぶりに開かれる。
現在の石見神楽は速いテンポの八調子が主流だが、日貫地区は、石見神楽の原型といわれるゆったりとした「六調子」の伝承保存に力を入れている。
27回目となる今回は、公民館の特設ステージで9演目を披露する。
「黒塚」や「塵輪(じんりん)」といった人気演目に加えて、5人の龍王が遺産の配分について争う「五龍王」や、これまでほとんど披露されなかった「かっ鼓・刹面(きりめ)」などを舞う。同町の日和地区や浜田市旭町の神楽団が招待出演する。地元団体による各種のバザーも予定されている。
開会は午前9時40分から。入場無料。問い合わせは同公民館、電話0855(97)0902。