新型コロナウイルスワクチンの職域接種について、14日午後2時までに島根県内の企業・団体4件が、国からの承認を受けた。出雲市内の大型ショッピングセンターや専門学校などで、7月に接種が本格化する見通し。職域接種の承認は県内で初めて。

 県によると、承認を受けたのはジェイ・エム・エス出雲工場(出雲市下古志町)、島根富士通(同市斐川町三絡)、イズミ・ゆめタウン出雲(同市大塚町)、出雲医療看護専門学校(同市今市町)。

 出雲医療看護専門学校はワクチンの打ち手を同校の看護師が務め、7月8~10日に1回目、8月5~7日に2回目を実施を計画。学生や教職員、その同居家族に加え、市内の私立高校や専門学校の教職員らに声を掛け、接種規模1千人の要件を満たした。

 同校の笠原良亮事務課長は、コロナ禍で学生の臨床実習が制限される状況を解消する目的があるとした上で「医療人材を養成する学校として地域住民に安心してもらいたい」と話した。

 島根富士通は工場内で働く従業員や関連会社の社員計1300人、イズミは運営する出雲市内のゆめタウン3店舗の従業員や長期アルバイト計1200人への接種をそれぞれ計画。いずれも7月に1回目の接種を希望している。

 8日に始まった申請は、企業・団体が直接国に届け出て、県の審査などを経て国が承認する。

      (原田准吏)