前衆院議長で官房長官や自民党幹事長などを歴任し、10日に79歳で亡くなった細田博之氏の葬儀が15日、東京・西五反田の桐ケ谷斎場で営まれた。岸田文雄首相や自民党島根県連所属の国会議員ら約600人が参列し、中央政界で力を発揮して地方の活性化に尽力した故人をしのんだ。
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長男の明伸氏が遺族を代表してあいさつし、「仕事に対して強い責任感と情熱を持っていた」と回想。「(急逝だったため)本人は心残りもあったと思うが、出会いに恵まれ、多くの方の支援や協力をいただきながら幸せな人生だった」と周囲に感謝した。
岸田首相のほか、額賀福志郎衆院議長、自民の菅義偉前首相、塩谷立安倍派座長や安倍晋三元首相の妻昭恵さんらが参列。家族葬で執り行われ、国会議員の弔辞はなかった。地元でのお別れ会は今後検討する。(原田准吏)