働き過ぎやパワーハラスメントなどが引き起こす問題について考えるシンポジウムが21日、松江市学園南1丁目のくにびきメッセである。島根県で裁判を起こした遺族や弁護士の体験談に耳を傾ける。
「全国過労死を考える家族の会」代表の寺西笑子さんらが登壇する。「山陰過労死等を考える家族の会」代表の高木栄子さんも、息子(当時36歳)が過労でうつ病を発症し、自ら命を絶った事例を話す。企業を相手に裁判で争った経験も振り返りながら、超過労働が与える深刻な問題を訴える。
11月の「過労死等防止啓発月間」に合わせ、厚生労働省が開き参加無料。事前に申し込みが必要で、問い合わせは厚生労働省シンポジウム事業受託事業者、電話0570(087)555。