肺がんの薬物治療が様変わりしている。がんの特徴に応じた「分子標的薬」が相次いで実用化され、経過の悪かった進行期の肺がん(非小細胞性肺がん)でも余命を年単位で延ばす効果が報告されている。課題は、効き目のある分子標的薬があるかどうかの検査を受けていない患者も多いことで、より一層の普及啓発...