島根スサノオマジックの選手カードが入ったウエハース商品
島根スサノオマジックの選手カードが入ったウエハース商品
島根スサノオマジックの選手たちのカードが付いてくるウエハース=松江市殿町、島根県物産観光館
島根スサノオマジックの選手たちのカードが付いてくるウエハース=松江市殿町、島根県物産観光館
島根スサノオマジックの選手カードが入ったウエハース商品 島根スサノオマジックの選手たちのカードが付いてくるウエハース=松江市殿町、島根県物産観光館

 玩具メーカーのバンダイ(東京都)が、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックに所属する選手のカード入りウエハースの販売を中国地方限定で始めた。2026年にスタートする新リーグへの参入に向け、クラブへの関心を高めるのが狙い。ホーム戦8試合の会場だけで約1万2千個が売れるなど人気を集めている。

 商品は、バンダイとクラブの運営会社・バンダイナムコ島根スサノオマジックが協力して商品化し、1袋(ウエハース2本とカード1枚入り)220円。カードは表面に選手の写真、裏面に生年月日、身長、体重、出身校などのプロフィルが入っており、チームカラーの青色を背景としたものと光沢のあるホログラム仕様で選手のサインがプリントされたタイプの2種がある。

 今月上旬から山陰両県のコンビニエンスストアやスーパー、ショッピングモール、土産物店などで販売。今季の開幕後、松江、出雲両市であったホーム戦の会場で先行販売し、10月7、8の両日に松江市総合体育館であったシーホース三河との開幕節では約6千個が売れた。今後のホーム戦の際も販売する。

 新リーグ「Bリーグ・プレミア」に参入するには「売上高12億円以上」「要件を満たすアリーナの確保」「ホーム戦平均入場者数4千人以上」の基準を満たす必要があり、ホーム戦の集客が各チームにとって大きな課題。バンダイキャンディ事業部営業第1チームの和田寧子さん(50)は「カードをチームの注目度向上につなげたい」と話した。
  (清山遼太)