第五章 飛ぶ鳥(七)
「ごめんやす」
羽織姿で風呂敷包みを背負い、訪(おとな)いを入れた。
「寅蔵だす。お頭(かしら)、おいでだすやろうか」
宿の女中が出てきて、「...
第五章 飛ぶ鳥(七)
「ごめんやす」
羽織姿で風呂敷包みを背負い、訪(おとな)いを入れた。
「寅蔵だす。お頭(かしら)、おいでだすやろうか」
宿の女中が出てきて、「...
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる