浜田市と島根県邑南町の食材をふんだんに使った料理を屋外で楽しむ「海と森のキャンピングレストラン」が26日、浜田漁港を望む浜田市瀬戸見町のゆうひ公園展望台であった。事前予約で参加した11人が開放的な空間でひと味違う地元の食を味わった。
「食を通じた観光・文化交流協定」を結ぶ浜田市と邑南町の協議会が初開催。両市町に社員を派遣している大手飲食情報サイト運営「ぐるなび」が企画した。
料理は両市町の日本料理とイタリアンのシェフが腕を振るい、里芋とアオリイカのモンブラン風前菜やアンコウの汁、石見和牛のナポリ風ジェノベーゼなど10品を提供した。会場は展望台にテントを張り、まきのたき火で日が暮れゆく漁港の景色を幻想的に演出した。
家族3人で参加した浜田市浅井町の自営業、梨田安慶さん(52)は「料理は和洋折衷で面白い。キャンプとも違うぜいたくな感じで楽しめた」と話した。
協議会は邑南町でも25日に開催した。来年3月には広島市内で開き、両市町の食をPRする。
(吉田雅史)