生垣産業が食べ歩き向けの商品として発売した揚げ源氏巻
生垣産業が食べ歩き向けの商品として発売した揚げ源氏巻

 島根県津和野町を代表する銘菓に衣を付けて揚げた「揚げ源氏巻」が発売された。飲食店など経営の(有)生垣産業(島根県津和野町後田、生垣祐介社長)が、創業100年超の老舗源氏巻製造の合資会社・宗家(同、山田語朗代表社員)と連携し、食べ歩き向けに商品化。伝統的な町並みを散策しながら気軽に食べてもらう変わり種として、経営する土産物店で売り出している。

 生垣産業が、取引のある宗家の社員が自分たちで食べるために衣を付けて手作りしていたのに着目。源氏巻の従来の風味を生かしつつ、ふっくらでパリッとした食感を生むため、米粉を加えて独自ブレンドした粉で衣を付けるなど工夫を凝らした。

 出来たてを食べながら散策してもらおうと、源氏巻1本(長さ約20センチ)を3等分したサイズを串に刺して提供する。1個税込み130円。今春に発売し、現在1日80~100個を売り上げる。

 生垣産業は1974年、JR津和野駅(津和野町後田)そばに「お食事処みのや」を開店。95年からは全国各地の高速道路サービスエリアに出店し、串焼きや揚げ物、から揚げ、天ぷら、餅の持ち帰り用販売店などを展開している。2020年9月期(19年10月~20年9月)の売り上げは3億1500万円。

 20年9月には、お食事処の隣に「お土産処みのや」を開店。JR山口線の観光列車「SLやまぐち号」の利用者などの来店もあることから同年末、自社オリジナル商品の開発に着手した。

 生垣社長(35)は「津和野は特定のスポットだけでなく町並み全体が観光資源。今後も商品の提案を通じて食べ歩きを促し、観光の活性化につなげたい」と意気込んだ。

 (山陰経済ウイークリー6月15日号より)