古代における幣帛(みてぐら・へいはく)は、神々への捧(ささ)げ物を指す言葉の一つである。かつては、御幣(ごへい)もこの幣帛の別称で、特に貴重な布帛や紙類の奉献品を表した。

 古来、大切で高価な布や紙は、木や竹の...