年の瀬を迎えた29日、山陰両県民の台所を支える境港市昭和町の「境港水産物直売センター」は、年末年始用の魚介類を買い求める人たちで熱気に包まれた。
センター内12カ所の水産物販売店の陳列棚は、境漁港に水揚げされたマツバガニやベニズワイガニといったカニ類、甘エビや赤エビなどのエビ類のほか、クロマグロ、ケンサキイカ、ノドグロ、赤貝などが所狭しと並んだ。
買い物客は、店員から鮮魚の保存方法や下処理方法などのアドバイスを受けながらじっくりと品定めをしていた。
センターは年内無休。通常の営業時間は午前8時から午後4時ごろまでだが、31日は商品がなくなり次第終了するという。(松本稔史)