2024年は五輪・パラリンピックイヤーだ。パリに次ぐ28年のロサンゼルスパラリンピックを見据え、練習に励む出雲市斐川町出身のアスリートがいる。23年のパラクライミング世界選手権で3位入賞を果たした岡田卓也さん(33)。クライミングはロスパラリンピックの追加種目候補になっており、23年度内にも可否が決まる。大阪市を拠点に活動する岡田さんにパラリンピックへの思いや今後の目標を聞いた。(出雲総局報道部・佐野卓矢)
-28年パラリンピックの追加種目にクライミングが選ばれる可能性がある。どんな気持ちで見守っているか。
「種目になれば素直にうれしい。期待して待っている。クライミングは、欧米では競技人口がそれなりにいるが、日本の国内大会では出場選手が多くても30人台だ。国際大会には日本を除きアジア圏の選手がいない。知名度が上がり、競技人口が増えてほしい」

-28年のパラリンピックの時は38歳になる。世界の舞台に立つ姿をイメージできているか。...