将棋の第73期王将戦7番勝負第3局が27、28の両日に大田市三瓶町の国民宿舎さんべ荘で指されるのを前に、市役所本庁舎に懸垂幕がお目見えした。
主要タイトル全八冠を独占する藤井聡太王将(21)が、菅井竜也八段(31)を迎え撃つ一番。年明けに栃木県であった第1局は、藤井王将が先勝した。さんべ荘は昨年2月にも第5局の会場となり、藤井王将(当時五冠)と羽生善治九段が対戦して注目を集めた。
懸垂幕は高さ3・8メートル、幅0・9メートルで、本庁舎玄関の柱に設置。開催日や会場とともに「歓迎」などと記す。今後、大田市駅にも掲げるほか、のぼり旗を50本作り、市内の道の駅などに配置する。
市役所を訪れた大田市山口町の須藤朋生さん(59)は「新年早々の明るい話題。みんなで発奮して盛り上がるといい」と期待した。(勝部浩文)