都道府県別・医療従事者接種の終了見通し
都道府県別・医療従事者接種の終了見通し

 新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への接種に関し、37都道府県が6月28日の週までに2回目が「完了する」もしくは「完了済み」であることが20日、共同通信の調査で分かった。このうち鳥取、福井など8県は18日までに完了。島根は18日時点の接種率が94%で、21日の週に完了と見込む。2月中旬の開始から約4カ月半で全国的に終了の見通しが立った。4月から高齢者との並行接種が続いていたが、医師ら約480万人の接種完了にめどがつき、打ち手の確保にも弾みがつきそうだ。6月21日からは現役世代が対象となる企業や大学での接種が本格化する。

 医療従事者は感染リスクが高く最優先とされた。米ファイザー製が承認された3日後の2月17日、国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)の院長が受けたのが国内1例目となった。

 しかしワクチン供給が進まず、政府が約480万人分のワクチン配送を終えた5月10日の週までは、2回の接種終了者は全体の3割弱。医師、看護師らが不安を抱えながらコロナ感染者の治療や高齢者接種に従事する例もあった。その後わずか1カ月余りで接種が一気に進んだことになる。

 既に完了したと答えた8県は鳥取、福井のほかに三重、奈良、山口、徳島、愛媛、大分。

 接種が終わっていない都道府県に完了予定を尋ねると「6月21日の週」が島根など10県、「6月28日の週」が17道府県。東京、熊本も6月中完了を見込む。

 一方、「7月5日の週」としたのが滋賀など5府県。「7月12日の週」が秋田。最も遅かったのは青森と兵庫の「7月19日の週」だった。福岡県は当初想定していた人数は6月末までに終えるが「新規採用などの人も終えるまでは『完了』とはできない」としている。

 調査は18日時点について47都道府県に尋ねた。