14日に営業終了した一畑百貨店(松江市朝日町)は、県都・松江の玄関口JR松江駅前に立地し、街のシンボルとなってきたが、閉店後の活用策は固まらず当面空き店舗状態となる。親会社の一畑電気鉄道(同市中原町)がテナント誘致などを進めるものの、現時点で見通しは立っていない。駅前は県都の重要エリアだけに、一畑を核に官民で早急に今後の道筋を描く必要がある。(政経部・多賀芳文)
「具体的な方向性は見えていない」。一畑電鉄の松下敦史取締役が地上6階、地下1階の店舗の跡地利用の現状を明かした。
2023年6月の閉店発表後、...