27日に大田市の国民宿舎さんべ荘で始まった王将戦第3局で注目の午前のおやつは藤井聡太王将(21)が「生クリーム大福」(御菓子司さつだや)とグリーンティー、菅井竜也八段(31)が「心縁むすびおはぎ」(大惣)とホットコーヒーだった。対局は18手まで進んだ。


その昔、隣の囲碁界では2日制の対局で初日に9手しか進まず、「今日のはまぐりは重い」と名言を残した長考派の名棋士がいた。はまぐりは碁石の原料である。何とも味のある表現だ。
今日の対局はどうだろう。重く感じる駒があるとすれば、香車を一つあげるのが、双方重そうな展開だ。飛車は重そうな人と、当分、持たなくて済みそうな人がいる。
(板垣敏郎)