松江市交通局が29日、市バス運転手が新型コロナウイルスやインフルエンザに感染したため、市内の観光名所を巡る「レイクライン」を30日から2月2日まで全便運休すると発表した。一般の路線バスは現状通りの便数で運行する。

 運転手88人のうち、10人以上が体調不良で休んでおり、このうち29日時点で3人が新型コロナウイルス、2人がインフルエンザに感染したことが分かった。

 レイクラインは1時間に1便で、30、31の両日は1日9便、2月1、2の両日は10便をそれぞれ運行する予定だった。10~12月の平日1日の利用者数は、1便当たり15~20人。

 同局運輸企画課の佐藤広樹課長は「松江を観光される方に不便を掛けることになり、申し訳ない」と話した。(佐々木一全)