住吉裕氏
住吉裕氏

 山陰屈指の観光スポット・水木しげるロードの中核施設、水木しげる記念館(境港市本町)の4代目館長に、松江観光協会美保関町支部事務局長の住吉裕氏(59)が4月1日付で就任する。日本航空山陰支店長などを務めた経歴があり、館を運営する市は企画力や人脈に期待。新館長の下で今後、建て替える館の魅力を高めたい考えだ。

 住吉氏は大阪市出身で、日本航空のグループ会社・ジャルセールスの西日本支社業務部長などを歴任。日本航空山陰支店長を退任後の2015年に同支部事務局長に就き、クルージング体験ツアーを企画するなど美保関の観光振興に尽力した。今月末に事務局長を退く予定で、境港市は、ジャルセールス西日本支社からの出向として受け入れる。

 伊達憲太郎市長は市幹部時代に住吉氏と連携し、観光振興に当たった仲。「発信力があり人柄も良い。ノウハウを生かして独自企画を展開し、展示も充実させ、よりよい記念館にして妖怪文化を広めてほしい」と期待した。

 09年4月に就任した3代目館長の庄司行男氏(64)はアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で、主人公の親戚「庄司おじさん」のモデルになり、親しまれた。3月31日付で退任する。

 民間出身の館長は、04年4月から5年間務めた2代目の桝田知身氏(元境港海陸運送社長、元境港市観光協会長)以来となる。

 市は、03年に開館した水木記念館の老朽化を受け、改築を計画。22年度に実施設計を行い、23年度の着工を目指している。  (園慎太郎)