ザ・ブラック・キーズ
今月のエフエム山陰の洋楽パワープレイアーティストは、唯一無二のロック・デュオ、ザ・ブラック・キーズである。
２００１年米国オハイオ州のアクロンにて結成。パトリック・カーニー（ドラム）とダン・オーバック（ボーカル、ギター）の２人組なのだが「ロック・バンド」と紹介していいだろう。
０２年にデビュー・アルバム『ザ・ビッグ・カム・アップ』をリリース。絶え間ないツアーと怒涛（どとう）のリリースでアンダーグラウンド・シーンで確実な支持を得ていく。
１０年５月リリースの６作目『ブラザーズ』は全米アルバム・チャート初登場３位を記録、プラチナム・ディスクを獲得し、アメリカで本格的なブレイクを果たす。１１年の第５３回グラミー賞で５部門のノミネートを受け、最優秀ロック・パフォーマンス賞ほか３部門を受賞。世界的なロック・バンドとしての地位を確立する。
そんな彼らの１２枚目となるアルバム『Ｏｈｉｏ Ｐｌａｙｅｒｓ』が今年４月５日にリリースすることが発表された。それに併せて、先行配信された楽曲がこの「Ｂｅａｕｔｉｆｕｌ Ｐｅｏｐｌｅ （Ｓｔａｙ Ｈｉｇｈ）」だ。
本楽曲は、ザ・ブラック・キーズが長年の友人である、ダン・ジ・オートメイターとベックと共同で制作。その他、アルバムにはノエル・ギャラガーやグレッグ・カースティンなど、さまざまなアーティストとコラボレーションした楽曲も収録される予定である。
とにかくルックスもシブいし、音楽もシブい。はやりのデジタルサウンドに一切寄せてこないこのロックサウンドに触れてみてほしい。
（エフエム山陰 高田リオン）
