浜田市出身の小説家・志川節子さん(53)が、同郷の劇作家・島村抱月(1871~1918年)の半生を描いた小説「アンサンブル」を刊行した。抱月の書生だった作曲家・中山晋平(1887~1952年)の視点から、抱月が理想の近代演劇を追求する姿や、看板女優との人間模様を描写。「スキャンダルだけではなく、真実に目を背けず自分の価値観...