大正時代、日本で初めての歌謡曲と言われる「カチューシャの唄」を作曲した中山晋平(1887~1952年)を描いた映画「歌こそすべて~中山晋平・歌と愛の生涯~(仮題)」が今秋、公開される。「カチューシャ可愛(かわい)や 別れのつらさ」で始まる1番を作詞したのは、浜田市金城町出身の劇作家・島村抱月(1871~1918年)。抱月の顕彰を続ける金城の関係者らは、郷土の偉人に対する関心が高まる機会として上映を待ち望む。
      
 「シャボン玉」「てるてる坊主」の作曲で知られる童謡作家の中山晋平がまだ無名の18歳の時、...