出荷作業が進むハウスで色鮮やかに咲き誇るサイネリア=出雲市斐川町三分市
出荷作業が進むハウスで色鮮やかに咲き誇るサイネリア=出雲市斐川町三分市

 卒業式を彩る花として人気があるサイネリアの出荷が本格化している。出雲市斐川町の花卉(かき)農家のハウスでは赤やピンク、青色など色鮮やかな花が開き、門出を祝う出番を待っている。

 森脇農園(出雲市斐川町三分市)は、ハウス3棟で約1万鉢を栽培。2月下旬に咲き始めた。今月に入って出荷を始め、6日はスタッフ8人が花に保護用のビニール袋をかけ、作業を進めた。森脇一輝代表(37)は「大きさ、色付きともにいい花になった。子どもたちの門出を彩ることができればうれしい」と話した。

 今月下旬まで市内の幼稚園や保育園、小中学校に発送するほか、山陰両県、関西や九州の市場に届ける。
(佐野翔一)