
ー防水工事を専門にされています。強みを教えてください。
防水専門工事業者として50年以上の歴史があり、経験やノウハウの蓄積を生かした提案ができることです。複数の提案から最適なものをお客さまにお選びいただけるよう取り組んでいます。
近年は環境に配慮した新しい工法が多く出ており、積極的に取り入れています。また、防水工事は建物がぬれた状態では進めにくいという側面があり、雨が多い山陰でもできる工法を採用することが多いです。
豪雪地域や海沿いの風が強い地域など、環境に合わせた工法を提案しています。
ー 人材育成に力を入れています。
当社には、防水工事技能士資格の検定員を務める社員も在籍しているため、資格取得を目指す社員は的確な指導を受けることができます。
また、資材メーカーなどさまざまな職種の方を招いた勉強会を開いており、多角的な視点で学べる機会を設けています。当社が担う役割は施工管理ですが、職人さんとの信頼関係構築のためにも学ぼうという姿勢は大切だと考えています。

ー 若い社員の意見を積極的に取り入れています。
社員の主体性や自律性を尊重し、トップダウンよりボトムアップを意識しています。若い社員が自分で考えた提案が仕事の獲得につながり、やりがいになっているという声を聞きます。
業務以外にも、新しい作業服を社員に選んでもらって投票で決めたり、50周年記念の海外旅行も社員に計画してもらったりしました。レガッタなどのサークル活動も社員の自発的な声から生まれました。
ー 特に大切にされていることを教えてください。
変化を恐れないことです。社会や業界の流れをいち早く察知し、一歩先をいけるよう意識しています。
実際に、業務効率を上げるアプリケーションを先駆けて取り入れたり、ドローンで撮影した画像を3Dデータ化したりするなど新しい取り組みも始めました。
人との会話から情報を得ることは多く、雑談の時間も大切にしています。

防水工事とは雨や雪などの自然環境から建物を守る、人が安心して暮らしていくには欠かせない仕事です。
自分の仕事が形として世の中に残る、お客さまの要望を技術者とつなぎ喜んでいただける。そんな奥が深く魅力がある仕事を楽しみ、共に歩んでいける若者を応援します。
下川茂雄=島根県松江市出身(52歳)2019年に現職に就任。
高校卒業後、大阪・東京・広島と移り住み2000年に松江に戻ってきました。各地の人々と触れ合う中で、その地の良さはもちろん故郷松江の良さを実感し、今は家族とともに山陰の暮らしを楽しんでいます。また仕事で遠方に赴くことも多く、いろいろな方とお会いしその地のお酒をいただく事が日々の楽しみです。
和光工業HP