島根県美郷町の地域資源を生かしたビジネスプランのコンテストを町が企画し、30日に参加の募集を開始する。最終審査通過者には最大600万円分の資金を補助し、町内で起業し、プランを実現してもらう。9月8日正午必着。
コンテストは、町が長年続けるインドネシア・バリ島マス村との交流▽町が推進するICT(情報通信技術)や小型無人機ドローン▽豊富な薬草や草木資源―という三つの「美郷町の強み」から一つを選び、ビジネスプランを作成する。最終審査後1年以内に町内に事業所を開設し、事業を始めることが条件。個人、団体といった組織形態は問わない。
9月中に書類選考し、突破者は10月中にプレゼンテーションをして嘉戸隆町長ら町三役と産業振興課長の計4人が審査。プランによっては最終審査通過者は複数やゼロの場合がある。
最終審査通過者に対しては、新規起業枠の補助金の上限を100万円から400万円に、空き家・空き店舗を活用した起業枠の補助金を200万円から500万円にそれぞれ引き上げる。さらに上限100万円の活動費補助を上乗せする。
募集要項や応募書類は、町ホームページから入手し、電子メールか郵送で提出する。町産業振興課の松島豊和商工振興係長は「行政には思いつかない斬新なプランを待っている」と話している。問い合わせは町産業振興課、電話0855(75)1214。