―4月から3カ年の新中期経営計画がスタートしました。

2023年12月に創立100周年を迎えることができました。これまで支えていただいた地域の皆さまへの感謝とともに、地域の責任金融機関としての自覚を新たにしました。

次の一歩を踏み出す新中期経営計画は「課題解決によって地域と信用金庫の未来を豊かにする」「地域に貢献するため自己変革する」「ウェルビーイングにより職員とその家族を幸せにする」という三つの方針を掲げました。

―顧客の課題解決にどう取り組みますか。

新型コロナウイルスの感染拡大前に売り上げの水準が戻ったとして、原材料やエネルギーのコスト上昇により利益は圧迫される状況にあります。時代が変化し、元には戻らないということです。

お客さまによって人手不足や販路開拓など抱える課題は異なり、しっかりと伴走しながら、デジタル化の提案など個々のニーズに応じたプッシュ型の支援をしていきます。

後継者不在の事業承継は地域経済にとっての大きな課題であり、専門の機関と連携して取り組みます。

 

―業務や組織改革に対する考えを聞かせてください。

時代とともに変わっていかなければなりませんが、店舗はできる限り維持したいと考えています。

限られた人員で店舗運営するにはITやデジタルも必要ですが、業務改善はあくまでお客さまと向き合う時間をつくるためだと肝に銘じています。

 

―企業に加え、郷土芸能の後継者づくりにも力を入れておられます。

後継者育成の「せがれ塾」は11期生が学んでいます。せがれと名が付いていますが、女性の受講者が増えました。同期同士のつながりだけでなく、卒塾生と縦でつながるネットワーク化も進めていきたいと考えています。

石見神楽の継承を目的に主催する「石見子供神楽どんちっち祭り」は、1月に第15回大会を開き、大勢の方に来ていただきました。地域に果たす役割の一つとして、継続していきます。

 

ふるさとを愛する方、この地域が大好きな方、笑顔と感謝を忘れずに色々なことにチャレンジできる方を募集しています。

島根県西部の発展には、あなたの力が必要です!!

 

徳富悠司=島根県浜田市出身(65歳)。2022年6月、理事長就任。

学生時代はサッカー部に所属し、大学卒業後、地元に帰ってからも社会人チームに所属してプレーし、その後は、ジュニアの指導に携わり、子供達から良い意味でパーワーを沢山もらいました。

今はプレー出来ませんが、試合を観戦して楽しんでいます。地元チーム「ベルガロッソいわみ」には頑張って欲しいと思っています。

日本海信用金庫HP