ー観光人材を中心に育成するコンサルティング事業を手がけています。

これまで、島根県などの自治体や島根大、松江観光協会、民間企業で人材育成を手がけてきました。

ホテルや旅館、土産物屋などの従業員に接客の仕方や交流サイト(SNS)を使った広報の方法を学ぶ観光オンデマンド講座を2021年に始めました。

昨夏からは3500冊超のビジネス書を1冊あたり10分で読めるようにした時短読書サービスを展開する「flier(フライヤー)」の代理店として、時間効率かつ細分化した人材育成に役立ていただくほか、内定者フォローから職場単位や階層別での育成、福利厚生の一環での活用を提案しています。


ー 特に観光業界では人材不足が課題になっています。

旅館やホテル業界の働き方は近年大きく変わりました。人口減少で働き手が減っていく中、少ない人数で効率良く働くために現時点の業務内容を把握し、効率化するための手順書の作成やチームで働くための育成を行っていくことが必要です。

 

 

ー 島根県内では人材確保に苦労する企業もあります。

県内の18歳の人口は約6千人で約半分の3千人が大学に進学し、多くは県外に出ていきます。

大手の民間企業や地方公務員、金融機関の人気が高いため、他の業界は採用に苦労することが多く、少ない人数を奪い合っている状況です。

多様な働き方に合った採用活動ができるように支援し、企業の人材確保につなげていきたいと考えています。

ー 地域活動に積極的に取り組んでいます。。

3年前から玉造温泉周辺で地域づくりに取り組む「ワクワク玉造温泉会議」を運営しています。過去には、地元の野菜やスイーツなどを並べるマルシェを開きました。

玉湯町内外から多くの人が来場し、好評を得ています。

私は資金調達や補助金の申請など裏方として支えています。また、旧大谷小学校を住民にも観光客にも楽しんでもらえるように活用していく予定です。

 

今の若者世代は便利なツールがたくさんあり、情報もたくさん得る事が出来るが、新しい流れに変化するスピードが昔と比べて圧倒的に速いと思います。

周囲に流されて情報や考えを得るよりも、自らどんどん収集する事が出来れば、環境に振り回されずに、質の高い学びを得られると思います。

社内外の人との交流も一緒で、同じ世代だけではなく、上下世代の方々とも交流をする事で相対的な自分の立ち位置を得られると思います。頑張っていきましょう!

赤藤昭彦=愛媛県上浮穴郡久万高原町出身(50歳)2018年に現職に就任。

空いた日に、観光地や宿泊温泉施設、飲食小売店を訪問して、様々な取り組み事例を収集。

首都圏を含めた大都市圏と、山陰の人材・情報をつなぐ役割を担いたい目的で会社を設立。

島根県松江市に2011年より移住。母の出身地でもあり、小さい時から松江市に魅力。

(株)ARKカンパニー