萩・石見空港(益田市内田町)のオリジナルキャラクター「トビーくん」が28日、お披露目された。アジアの空港で初めて養蜂事業に取り組んだ独自性にちなみ、ミツバチをイメージ。チラシなどにあしらい空港の知名度向上につなげる。
島根県津和野町の会計年度任用職員、大野美与子さん(41)=益田市横田町=がデザインし、115点の中から選ばれた。名前は飛行を意味する「フライト」とミツバチの「ビー」から取った。空港ビルの形の帽子をかぶり、羽は飛行機の翼。横じまは石州瓦の赤茶色と山口県萩市の特産・夏みかんの黄色をイメージした。
益田市役所であった表彰式で、副賞として同空港発着の羽田便ペア往復航空券の目録を受け取った大野さんは「トビーくんが空港の知名度アップにつながればうれしい」と話した。山本浩章市長は「キャラクターを活用し空港の知名度を高めたい」と話した。
キャラクター制作は圏域6市町の官民でつくる同空港利用拡大促進協議会(会長・山本浩章益田市長)の開港30周年の記念事業。(中山竜一)