「結~むすぶ~」をテーマにした作品の前でくつろぐ来場者ら=境港市渡町、海産物のきむらや
「結~むすぶ~」をテーマにした作品の前でくつろぐ来場者ら=境港市渡町、海産物のきむらや

 【境港】海産物のきむらや(木村美樹雄社長)の華道部員らによる「春の花展」が2日、境港市渡町の同社で始まった。「結~むすぶ~」をテーマに花々を生けた15点を社内各所に並べ、訪れる市民らを和ませている。3日まで。

 恒例の花展で、木村社長(40)ら部員と同社関係者のほか、35年指導する草月流師範の山口清沙さん(100)=境港市渡町=の作品も並べた。

 社内をユリやチューリップ、菜の花、彼岸桜などさまざまな花で彩る。6人による作品「未来へ繋(つな)ぐ夢」は、多数の青々とした竹に赤紫色のダリアなどを生けた大作で目を引く。境港市内で採取した青々とした植物「トクサ」を生かした造形的な作品もあり、参考にしようと写真撮影する市民もいた。

 無料で公開している。3日は午前9時半から午後5時まで。  (松本稔史)