―社長就任2年目を迎え、長期経営計画を策定します。

現会長の「創業の精神」と「企業理念」を昨年策定しました。

これらを基にした今後5年間の経営指針となります。

各部署のリーダーが、経営理念に照らし合わせて自部署の使命を認識し、自ら目標設定をし、それを達成していく組織づくりを行います。

ほかにも経営や生産の効率化を図るべく、デジタル・トランスフォーメーション(DX)も推進する考えです。



―もずくのさらなる付加価値向上を目指しています。

漁協と共同で来年の収穫時期を目標に「マリンエコラベル認証」の取得を目指します。水産資源や環境の持続性に配慮した水産物の加工・流通に関わる事業者を認証する制度です。

これにより、主要取引先である生活協同組合をはじめ、環境に対する意識の高い消費者のニーズに応えていきたいと思っています。

取得にはメーカー、生産者、消費者の相互理解が必須となりますので、まさに当社の強みが生かせる認証だと感じています。

 

―産地の環境保全に熱心に取り組んでいます。

消費者とも協力してもずく産地である沖縄の美しい海を守るため、環境保全活動への寄付を2010年より継続しています。

 

―沖縄県伊平屋村と境港市の小学生の教育交流事業への寄付を、長年続けています。

1997年からお互いが訪問し合う交流事業を支援しています。

夏に境港市の子どもが伊平屋村を訪れ、美しい海を、冬には伊平屋村の児童が境港市を訪問して大山でスキーなど雪を体験しています。

28年の歴史で、当事業の参加者が現在のもずく生産の主要メンバーとして活躍し、「きむらやのためなら」と、当社のこだわりを理解し、高品質な原料を提供してくれています。

これからも企業活動を通じて、当社の使命である「食を通じて〝いのち〟をはぐくむ」に貢献できるよう、社員一同頑張ってまいリます。

 

若い時の苦労は買ってでもしておくと後々、自身の強みになっていくと思います。

失敗を恐れず色々なことに挑戦し悩み抜いてください。

 

木村美樹雄=鳥取県境港市出身(40歳)早稲田大大学院創造理工学研究科修了後、東京都の大手不動産デベロッパーを経て、2019年に入社。2022年に社長就任。

趣味は海釣りと料理とゴルフです。

今年は身体を動かして、心も身体もスッキリしたいと思います。

㈱海産物のきむらやHP