新型コロナウイルスワクチン接種で、浜田市が29日、市内の漁師と大学や専門学校の学生・教員の希望者に、7、8月に予定する高齢者向け集団接種の予約枠の一部を振り分けると発表した。
市は先行する高齢者向けは医療機関での個別接種が中心で、集団接種の予約に空きがあるため、後続の64歳以下のうち、漁師らに回すことにした。
漁師は沖合底引き網漁と巻き網漁の計約100人が対象。船上の限られた空間で作業するため感染リスクが高いと判断した。
学生と教員は、県立大浜田キャンパス(浜田市野原町)とリハビリテーションカレッジ島根(同市三隅町古市場)の計約1200人が対象。夏休みに入ると、帰省などで県外への移動が増えると見込み、早めに接種機会を提供する。
接種日は2回目までを組み合わせており、7月11日と8月1日、7月18日と8月8日の両日程。
浜田医療センター(同市浅井町)内で受ける。申し込みは事業者、企業、学校それぞれが取りまとめる。 (勝部浩文)












