【安来】安来市広瀬町布部の布部交流センターで、ひな人形が展示され、あでやかな衣装をまとった約300体の人形が来場者を魅了した。
ひな人形やひな祭りの歴史に触れてほしいと、住民でつくる実行委員会が企画。2001年から続く地区の行事になっている。
会場には地区住民が持ち寄った七段飾りやケース入りの立派な人形がお目見え。このほか、地元園児による紙を使った作品や掛け軸、昭和20~30年代とみられる古い人形といった多彩なひな人形が彩った。
展示最終日の3日、多くの住民が訪れ、安来市広瀬町布部、自営業加藤光治さん(70)は「ひな人形がたくさん並び、懐かしさを覚える。古いものもあり、それぞれの家の歴史を感じられる」と話した。(狩野樹理)