「景気の柱」の消費がさえない。2023年春闘で賃金が大きく上がったにもかかわらず、同年10~12月期に3四半期連続で減った。由々しい事態である。インフレが家計を圧迫したためで、日本経済の課題である物価高に負けない賃上げが起きていない実情を如実に物語っている。

 24年春闘で、前年を...