江戸から明治期にかけ、たたら製鉄を営んだ田儀櫻井家の足跡を伝えるガイダンス施設が14日、出雲市多伎町口田儀にオープンした。海の近くで原料の調達や出荷に廻船を使う「江戸のコンビナート」の歴史を模型や資料で紹介している。市は郷土学習などで活用する。
施設は越堂(こえどう)たたら跡の隣接地に国の補助金を一部活用し、市が約7千万円をかけて整備した。1300平方メートルの敷地に、高殿をイメージした木造平屋の展示室(約80平方メートル)を設け、屋外に体験学習などに使う多目的広場を備えた。
施設内には、...