今回のテーマは「育児で幸せを感じるのはどんな時?」です。親子の心温まるエピソードが寄せられました。紙面では紹介しきれなかった全ての投稿を掲載しています。(内容は分かりやすく編集・要約しています)

 1、退職時に頂いた花束を部屋に飾っていた時。その中のかすみ草をつっつきながら、「かすみ草がダンスしてるみたい!」と5歳の息子が口にしました。みずみずしい感性を持ってるんだな、と心豊かな子に成長しているなと感じてうれしくなりました。(やんちゃボーイの母、30代)

母親の腕に飛び込む子ども(資料)


 2、子どもを保育園に預けて仕事をしていた私は帰宅すると疲れとストレスでクタクタでした。でもわが子の笑顔が全てリセットしてくれて、この子がいるから頑張れると思えたものです。また、夫の親と同居していたため、家にいてもストレスは半端なく、家事と育児に追われて、思うようにわが子と向き合えないこともありましたが、家事を終え、やっと床につける時、先に眠っている子の寝顔を見て、私の元に生まれて来てくれたことをうれしく思い、ホッとする瞬間でもありました。育児は大変ですが、子どもは、かけがえのない天使です。その天使の成長を見守れる幸せは親として1番うれしいことだと思います。(大谷翔平を諦めた出雲美人)

 3、戦隊ごっこが大好きな4歳の息子がいます。母ちゃんに、いつも戦いを挑んで、戦隊ヒーローになりきり母ちゃんをやっつける息子。雷が鳴り私が、怖がると「ぼくが、母ちゃんを守るからな!大丈夫!〓雷は音が大きいだけだよ!食べられないから大丈夫」と守ろうとギュッとしてくれます。かわいいなーと、幸せな気持ちになります。(にしこ、30代)

 4、娘はいつも「ありがとう」と言ってくれます。「ごはんを作ってくれてありがとう」など、一日に何回もありがとうをくれます。先日卒業式の日に、「今まで大切に育ててくれてありがとう」と手紙をもらいました。最高に幸せだと感じた瞬間でした。子育てしてきてよかったなと涙が出ました。これからも大切に、娘の成長を見守りたいと思います。(のむちゃん、40代)

 5、ある時、崩した体調が戻って動けるようになった時、2歳児がにっこりするので「いいことあった?」「おかあさんがうれしいから!」。「治って」という言葉を知らなくても、子どもって全てゴゾンジで…。それを察する余裕があれば、もっと幸せを感じて子育てができるかな?と教えられました。親の負の面を見て見ぬふりしてたら…思い過ごしでありますように。

すやすやと眠る子ども(資料)


 6、息子が4歳の時、2人で車に乗って私が運転中、赤信号で停車していたら後続車に追突され、息子は大丈夫だったのですが、私は腰を痛め入院になりました。後日息子と夫が見舞いに来てくれた時、息子は緊張した表情で何も言いませんでした。帰り際、手に持っていたウルトラセブンのフィギュアを私に渡してくれました。退院し、息子にフィギュアをひざまずいて返した時ハグしてくれました。事故や入院は大変でしたが、幸せと4歳の息子からの愛情を感じました。(かわらなでしこ、60代)

 7、子どもの成長は、自分に余裕がなくどうだったのかな…と反省ばかり。ただ、どんな大人になってくれるのか、それだけを楽しみに過ごしてきたのも事実です。その子たちも今では親。孫に巡り合わせてもらいました。そしてその孫たちも大きく成長して巣立ちを迎えました。小さくてかわいかった手、背中。恥ずかしくて握れなかったり、抱っこすることもできなくなって、あぁこんなに大きくなってくれたんだと感無量です。さみしさもありますが、それ以上の喜びもあります。幸せをありがとうと伝えたいと思います。こんなふわっとあったかい気持ち、子どもと孫のおかげです。

 8、5歳の娘と生まれて半年未満の息子がいます。娘は口達者、息子はまだ赤ちゃんで、それぞれに手がかかりますが、毎日元気に過ごしている姿を見ると、それだけで幸せだなぁと感じます。特に、2人で仲良く寝転んでる姿を見ると、とても癒やされます。これからも愛情をたっぷり注ぎます。元気に育ってね!(asかか、30代)

 9、両腕をめいっぱい伸ばして抱っこを求めてくる時です。満面の笑みの時もあれば、大泣きの時もありますが、一生懸命に抱っこを求めてくる姿は、とてもいとおしいです。きっとそう長くは続かないこの幸せを大切にしたいです。(れもん、20代)

 10、寝る前の時間です。子どもが小学校入学前は、絵本を一緒に見る時間。子どもが小学生になった今はわが家では「耳話」と言っていますが、日本昔話、グリム童話、アンデルセン童話などを私が読み、子どもたちが聞いてそのまま眠る。上の子どもが生後3日から10年以上続けています。子どもたちは「耳話してー」と必ず寝る前に言ってきます。幸せを感じる時間です。(保育士父ちゃんゆう)

赤ちゃんを抱き上げる父親(資料)


 11、たくさんありました。初めてエコーで、子どもの存在を確認できた時、胎動を感じた時、生まれた瞬間、産声、授乳、子どもの一瞬一瞬がいとおしく、幸せをもらえました。大変なこともたくさんありましたが、寝顔を見ると、全部忘れてしまうほどでした。(240、50代)

 12、1日の家事が終わり、もう眠っているわが子の顔をみる時が幸せだったなー。起きてる時はまるで悪魔の手下なのに、寝顔はかわいい天使に見える。明日も頑張ろうかなーと思わせてくれるのが幸せですかね。(カルダモン、60代)

 13、私が育児で幸せを感じるのは寝る時などに、娘に「お母さんは○○ちゃんが大好きだよー。○○ちゃんのどこが好きかって言ったら、全部好きだよ! 悪いことするところも好きだよ」と言っている時かな?! 息子にも同様! 私はこう言っていると、気持ちが落ち着き、子どもの全てを受け入れたような気がして幸せな気分になります。
(やっこ、50代)

 14、私が今までの育児で一番幸せを感じたのは、子どもが幼いとき、日曜日に親子4人(時にはプラスアルファ)で、ピクニックやデイキャンプに行ったことです。場所は、きすき健康の森、目田森林公園、わかあゆの里、荒神谷史跡公園などでした。自然の中で親子そろってのお弁当、バーベキュー、遊んだこと(川遊び、池釣り、アスレチック)は、かけがえのない幸せです。(やっこ、50代)

 15、保育所の行事・習い事・塾・部活動・学校行事・宿題・進路・PTA・子ども会・子どもの人間関係・遊びに振り回されるのも育児の醍醐味(だいごみ)です。これらは、一所懸命するといろいろ大変だけど、親自身も成長できる幸せチャンスです。(やっこ、50代)

 

次回テーマ 子どもの小学校入学

 次回のテーマは「子どもの小学校入学」です。生活が一変し、子どもは新しい環境に慣れるまで時間がかかったり、親も働き方に悩んだりしますよね。登下校や放課後の居場所など、心配も尽きません。今困っていることや体験談を教えてください。匿名オッケーですが、できるだけペンネームと年齢(年代)を記してください。

 ◆担当記者から
 新1年生が昼過ぎに下校する様子を見かけます。わが子は保育園の年少さんですが、「小学生になると、こんなに早く帰って来るのか」と、フルタイムで働く親としては今から心配になってしまいます。皆さんはどう乗り越えたのか、知りたいです。(山口春絵)
 =締め切りは5月12日=
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