2024年春入社の新卒採用活動で、山陰両県の主要企業136社の7割超が計画人数に達しなかったことが山陰中央新報社のアンケートで分かった。各社が賃上げなどの人材確保策に取り組む一方、より好条件の都市部の企業への人材流出や認知度不足で、厳しい採用活動を強いられている実態が浮き上がった。
アンケートは4月上旬から中旬にかけ、両県の167社を対象にウェブで実施し、136社(81・4%)から回答を得た。
24年4月入社の採用実績が、計画人数を「下回った」と答えたのは74・3%(101社)だった。「計画通り」は...