鳥取県倉吉市の業務用品商社「丸十」が、倉庫を改装したギャラリー「アート格納庫M」を開館した。市にゆかりがある世界的に著名な現代美術家故原口典之氏の作品を常設展示する。岡野稔会長(77)は「アートを通して滞留人口を増やすきっかけになれば」と意気込む。
ギャラリーは同社敷地内にあり、使用されていなかった倉庫を整備した。原口氏は鉄製のプールを廃油で満たした「オイルプール」をドイツの美術展で発表し、世界的に知られるようになった。2000年代には倉吉市に制作拠点を移した。
展示作「Oil and Water」は、縦6メートル、横2・4メートル、深さ18センチの鉄製のプール2槽を廃油と水で...












