12月の本番へ向け、初練習に臨む参加者=松江市殿町、島根県民会館
12月の本番へ向け、初練習に臨む参加者=松江市殿町、島根県民会館

 【松江】ベートーベンの交響曲第9番「合唱付き」を披露し、年の瀬の恒例となっている「県民手づくり第九コンサート」の結団式と初練習が12日、松江市殿町の島根県民会館であった。参加者が12月8日に予定する本番の成功を誓った。

 県内の音楽関係者でつくる「島根第九をうたう会」(小林淳一会長)が合唱とオーケストラの両方で参加者を募り開いており、今年で33回目を迎える。

 結団式には関係者80人が出席し、事業計画を確認した。続く練習会では合唱とオーケストラに分かれ、約1時間半にわたって発声や音出しに集中した。

 今年は交流サイト(SNS)を使った広報に力を入れる。うたう会の岩浅寿珠さん(20)は「若い世代に関心を持ってもらい、演奏に触れる人を増やしたい」と話した。

 開催直前まで参加者を募集している。問い合わせは、合唱が菊池喜代子さん、電話090(4694)9389。オーケストラが角久夫さん、同090(8605)1615。

(新藤正春)