巨大な若草の重さを推測する親子連れ。左は通常サイズの若草=松江市八束町波入、彩雲堂八束工場
巨大な若草の重さを推測する親子連れ。左は通常サイズの若草=松江市八束町波入、彩雲堂八束工場

 松江を代表する銘菓「若草」が19日、特大サイズでお目見えした。

 彩雲堂(松江市天神町)が創業150周年を記念して松江市八束町波入の工場で開いたイベントに合わせ、5日がかりで作った。2個の重さを当てるクイズが出題され、訪れた人たちが推理していた。

 正解は通常の約80倍となる7・42キロ。20日に答え合わせし、正解者には1万円分の同社商品券を贈る。

 近くの加茂正男さん(71)は「よく食べるし大切な方への贈り物にも重宝している。松江の和菓子で一番好きだ」と話した。

 会場は約千人の来場者でにぎわい、山口周平社長は「150年も続けられたのは社員をはじめとする人との縁のおかげ。これからも菓子で人と人との笑顔をつなぎ、次の200周年に向かいたい」と話した。特大若草は社員で分けて味わうという。(今井菜月)