絵と押し花を合わせた作品を紹介する青山弘枝さん(左)ら=松江市東津田町、いきいきプラザ島根
絵と押し花を合わせた作品を紹介する青山弘枝さん(左)ら=松江市東津田町、いきいきプラザ島根

 花や植物の自然な色を生かして作るレカンフラワーと押し花の展示会が26日、松江市東津田町、いきいきプラザ島根で始まり、華やかで工夫を凝らした86点が来場者の目を楽しませている。6月9日まで。

 山陰中央新報文化センター出雲教室などで指導する青山弘枝講師=松江市砂子町=が生徒約10人と企画した。

 チェコ出身のグラフィックデザイナー、アルフォンス・ミュシャの作品が描かれた専用の台紙に、大小さまざまな押し花を合わせた神秘的な16点が目を引く。平安貴族の長髪にナスの皮を使ったり、花火をイングリッシュデージーの花で表現したりとアイデアが詰まった力作も並ぶ。

 鑑賞した松江市の坂根千里さん(68)は「ファンタジーな世界が創作されており、心豊かな気持ちになりました」と目を細めた。

 青山講師は「庭で大事に育てた花や花束を思い出として残せるのが魅力」と話した。午前9時~午後9時。最終日は午後3時まで。

(森みずき)