要救助者(手前)を救出する消防署員=雲南市・島根県奥出雲町、さくらおろち湖
要救助者(手前)を救出する消防署員=雲南市・島根県奥出雲町、さくらおろち湖

 【雲南・奥出雲】川などの増水を想定した警察や消防などによる救助訓練が4日、雲南市と島根県奥出雲町にまたがるさくらおろち湖(尾原ダム)であった。署員や雲南市職員らがドローンや救命ボートを使い、捜索や救助の手順を確認した。

 増水により要救助者が2名発生したとの想定で、約40人が対応に当たった。

 市職員が赤外線カメラと通常のカメラを搭載したドローンを操作し、要救助者を捜索。溺れている人と中州に取り残されている人を見つけ、消防署員と警察署員に位置を伝えると、署員らが救命ボートを使って助け、岸へ上がった。

 雲南警察署の中島一行警備課長は「関係機関が集まることで円滑な救助ができる。引き続き連携する」と話した。(山本泰平)